英文は3つの部分に分けられる
英語の語順の仕組みは基礎部分、基幹部分、修飾部分と3つに分けて考えられます。基礎部分、基幹部分、修飾部分ではちょっと難しそうですよね? そこで本書ではそれを大きな樹に例えて、基礎部分を根、基幹部分を幹、修飾部分を葉と呼びます。
根(基礎部分)
樹木でいえば、地面にがっちり根を張って地上の部分を支える最も重要な部分です。英文でいえば、最も基本となる情報です。本書では細かい英文法には触れませんが、ひとつだけ重要なルールを頭にいれておいてください。
それは、英文は主語+動詞で成り立っているということです。主語というのはその文の主人公で人や物を表す言葉、動詞というのは人や物の動きや状態を表す言葉です。
幹(基幹部分)
根(基礎)の上には幹(基幹)があります。ここでは、「その私というのは、a girl (女の子)なのよ」と付加することによって、「私」のことがよりハッキリしてきます。「私は男じゃなくて、女性で年齢も若いの」と、言っているのです。この部分も一部の例外を除いてなくてはならない部分です(一部の例外とはgo、walk、swim、run、standなど、根(基礎)の部分だけでできる動作で完了する動詞の場合です。細かいことはあまり気にしないでください)。
葉(修飾部分)
根(基礎)や幹(基幹)だけでは、樹木も不十分です。そこから枝が広がり葉をつけ、立派な大樹になるのです。そこで根(基礎)・幹(基幹)に、足りない枝葉をつけてやります。ここでは「そして、in a red shirt(赤いシャツを着ている)なの」と付け加えることで、「私」に関する描写を豊かなものにしていきます。
