中学レベル、なおかつ使える文例を厳選
文例では、たとえば会話表現15の「This is ～.」の場合、学校で習う「This is a pen.」(「これはペンです」なんて、口にする機会は滅多にないですよね)を挙げるのではなく、「This is my wife.」(こちらは家内です)、「This is good.」(これはいいですね)など、誰でも日常生活で必要とする表現を挙げています。前者は「my wife」を他の家族や友人に置きかえれば、いろんな人を相手に紹介できますし、後者は「おいしいです」の意味にもなり、簡単なのにさまざまな場面で活躍する表現です。このように、すべてのパターンで、「日常生活でどれだけ実際に役立つか」をモットーに文例を作っています。
お役立ちのパターンを厳選
これを読んで「『This is ～.』なんて、簡単すぎて今さら勉強なんて……」と思ったあなた! その簡単すぎる表現を本当に使いこなせていますか? 「This is a pen.」とは言えても、上記の文例や、「This is on me.」(ここは私のおごりです)、「This is cool.」(これはかっこいいですね)など、実際の会話でパッと言えますか? 簡単だからといって侮ってはいけません。このように、本書であげた文型は、ちょっとした文例をいくつか知っていれば、いくらでも応用の効く便利なものばかりなのです。決まり文句を網羅、楽しめる「ポイント」や「コラム」も充実 冒頭の決まり文句ページのほとんどでは、きちんと応答できるように、その場面でよく耳にするであろう文例も一緒に掲載しています。そんな必須の決まり文句を14場面と64会話表現、合わせて「シンプルパターン78」まで絞って、文例を紹介しています。 各会話表現では、より表現豊かになるポイントが補足説明してあります。もっと説明の必要な項目については、コラムでわかりやすく解説しているので、ぜひ楽しみながら読んでみてください。
「ひと目でわかる」工夫が満載
さらに、タイトルに偽りなし、文章を色分けすることにより「ひと目」見れば、細かい文法の解説がなくともその文の構造が「わかり」、単語を置きかえるだけで自分の話したいことを表現できる仕組みになっています。前述の例文を見ても、文字色が違う部分の日本語と英語、それぞれが一致していて、他の単語にかえればいいだけというのは、一目瞭然ですね。これであっという間にいろいろな表現ができるようになるでしょう。
