① 問題数が多い。
新しい「日本語能力試験」を受けるみなさんがN1の「文字語彙」をマスターするための練習問題が数多く入っています。N1レベルの漢字(2000字以上)、語彙(10000語以上)の中から、試験に出そうな重要なものを選んであります。
漢字と語彙の知識は日本語の勉強の基礎です。文字語彙の力がつけば、文法や読解の試験の得点も必ず上がるはずです。文字語彙の勉強は単調になりがちですが、問題を解きながら覚えれば、ただ暗記をするよりも面白く勉強できるでしょう。合格への近道は、とにかく問題をたくさんやってみることです。この本でしっかり勉強して、合格をめざしてください。
② 回ごとに少しずつ進むことができる。
少しずつ勉強を進めることができるように、4つの問題がそれぞれ10回または20回に分けてあります。どこから始めても大丈夫ですが、1回ごとに、ページ上の得点欄に点数を書き入れて、現在の実力を測ってください。全部の回が終わったら、また第1回に戻って、もう一度チャレンジします。間違えた問題には印をつけて、二度と間違えないようにすることが大切です。くり返し勉強するために、本には答えを書き込まないようにしましょう。
③ ていねいな解説がついている。
別冊には、正解と問題の解説(問題文の翻訳、正解語の翻訳、例文、正解でない語の意味や使い方、など)があります。勉強する時間があまりない人は、正解をチェックしてから、間違えた問題だけ、その解説を読んでみればいいでしょう。時間がある人は、正解できても答えに自信がなかった問題は、必ず解説の部分をゆっくりよく読んでください。解説を読むことで、また力をつけることができます。
④ 語句や例文、難しい説明には翻訳がついている。
別冊の解説では、問題文、正解の語には翻訳(英語、中国語、韓国語)がついています。翻訳を見て解説の内容を確認することができます。
⑤ 正解ではないものについても説明がある。
選択肢の中の、正解ではないものについても説明があります。答えを間違えたときは、参考にしてください。正解ではない語も、知っておかなければならない重要な語ですから、意味をしっかり確認しましょう。